やってもうた。
2005年1月29日昨日は医局の新年会だった。病院を変わったばかりではじめての飲み会で、私はなんだか緊張していた。てか、でかい病院なので、まだ誰が誰かあまり区別がついていないのだ。以外に人見知りというか、慣れてくれば人一倍態度がでかいのでそうは思われないのだが、要するに内弁慶というやつなのだろう。若い頃は、先輩たちからつっこんでもらっているうちに自然になじんでいったのだが、中途半端に年をとっているのでつっこんでくれる先輩も少なくなり、若い先生達はへたにつっこめないという寂しい立場になってしまった。年とったなあ、としみじみ思う今日この頃だったのだ。
会は夕方からバスでとある温泉地の旅館に移動し、そこで宴会をするというものだったのだ。なれない中、それなりに少しは話したことのない先生達とも話をしてまあまあ楽しかった。
問題はその後だ。当然、帰りもバスということになる。これが、酒が回るのだ。しかも、すでに車内はできあがりまくっていて、気がつけば泡盛がこれまた店から誰かが失敬してきた湯飲みに注がれてまわっている。最高潮の盛り上がりだ。うおー、いけー。まあ飲め。
・・・今朝起きたら頭が痛かった。バスを降りていったいどうやって帰ってきたか本当に思い出せない。旦那に聞いても一人でめちゃめちゃ酔っぱらって帰ってきたらしいことしかわからない。家には泡盛の一升瓶が空になっている。私がぶらさげて帰ってきたのか。いやな予感を感じつつ出勤。さすがに飲み会の翌日なので医局に人が少ない。昼まで仕事をしたあと、同じ内科の先輩にやっと会えたのでおそるおそる聞いてみた。
「あのー、私昨夜先生に何か失礼なことをしなかったでしょうか?」
「いや、俺には何も。でもお前、昨日○○先生に『○○ー!!帰るぞー!!』っていいよったぞ」
「ままままじっすか?!」「おう、マジマジ。・・・お前本当に覚えてないの?連呼しよったぞ」
・・・○○先生というのは、前の院長で、現特別顧問、70を越えた偉い偉い先生だ。その上、私の大学の医局の同門で、さらに悪いことには私の住むマンションの上階にお住まいなのだ。
その後数人の先生に尋ねてわかった情報をつなぎ合わせると、どうもバスを降りてから○○先生と一緒に仲良く帰っていったらしいことはわかった。しかし、その道中、もっと失礼なことを言っていないか、いや、していないかは不明である。まさか殴ったり、よもや「じじい」とか言ってないだろうな。いや、言ってないかどうかは本人に聞いてみないとわからないが、もしなんかしてたらどうしよう。月曜に先生にお会いするのがこわい。
もしかして、人につっこんでもらっていないのが寂しくて、わざわざそんなよけいなことをしてしまったのか。なんとなーく今日会った研修医の先生の目が笑っていたのは気のせいではないな。もういい、酒乱と思いたきゃ思え、と逆切れ気味の私です。
とりあえず、○○先生にだけは、平身低頭謝り倒そうと硬く決意をした。
会は夕方からバスでとある温泉地の旅館に移動し、そこで宴会をするというものだったのだ。なれない中、それなりに少しは話したことのない先生達とも話をしてまあまあ楽しかった。
問題はその後だ。当然、帰りもバスということになる。これが、酒が回るのだ。しかも、すでに車内はできあがりまくっていて、気がつけば泡盛がこれまた店から誰かが失敬してきた湯飲みに注がれてまわっている。最高潮の盛り上がりだ。うおー、いけー。まあ飲め。
・・・今朝起きたら頭が痛かった。バスを降りていったいどうやって帰ってきたか本当に思い出せない。旦那に聞いても一人でめちゃめちゃ酔っぱらって帰ってきたらしいことしかわからない。家には泡盛の一升瓶が空になっている。私がぶらさげて帰ってきたのか。いやな予感を感じつつ出勤。さすがに飲み会の翌日なので医局に人が少ない。昼まで仕事をしたあと、同じ内科の先輩にやっと会えたのでおそるおそる聞いてみた。
「あのー、私昨夜先生に何か失礼なことをしなかったでしょうか?」
「いや、俺には何も。でもお前、昨日○○先生に『○○ー!!帰るぞー!!』っていいよったぞ」
「ままままじっすか?!」「おう、マジマジ。・・・お前本当に覚えてないの?連呼しよったぞ」
・・・○○先生というのは、前の院長で、現特別顧問、70を越えた偉い偉い先生だ。その上、私の大学の医局の同門で、さらに悪いことには私の住むマンションの上階にお住まいなのだ。
その後数人の先生に尋ねてわかった情報をつなぎ合わせると、どうもバスを降りてから○○先生と一緒に仲良く帰っていったらしいことはわかった。しかし、その道中、もっと失礼なことを言っていないか、いや、していないかは不明である。まさか殴ったり、よもや「じじい」とか言ってないだろうな。いや、言ってないかどうかは本人に聞いてみないとわからないが、もしなんかしてたらどうしよう。月曜に先生にお会いするのがこわい。
もしかして、人につっこんでもらっていないのが寂しくて、わざわざそんなよけいなことをしてしまったのか。なんとなーく今日会った研修医の先生の目が笑っていたのは気のせいではないな。もういい、酒乱と思いたきゃ思え、と逆切れ気味の私です。
とりあえず、○○先生にだけは、平身低頭謝り倒そうと硬く決意をした。
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神戸からの電話。
2005年1月26日後輩の土産はそれほどつまらぬものでもなかった。別に欲しいものでもなかったが。まあ土産なんてそんなものだ。許してやろうか。
話は変わるが今日久しぶりに妹から電話あり。来月初め頃に実家に帰ってくるという。正月に帰ってこなかったのでその代わりなのだが。
どうもよくない話らしい。というか、前からあった話なのだが姑との関係がよくないのだ。
私は姉なので妹の肩を持つに決まってるのだが(笑)、この姑がとにかくいやなババアなのだ。いや、ババアと呼んでるんだけど何歳かは知らない。まあ、いわゆる関西のおハイソぶったマダム気取りの女のようで、最初からろくでもなさそうと思っていたが案の定。妹の方が自分の息子より5つも年上だからなのか、「嫁にもらってやった」とでも思っているのか、同居してるわけでもないのに別れたいと思うほどなんだからよっぽどなんだろう。
比較的妹が元気そうだったからそれほど心配はしていないけど。
彼女の帰省にはなんとか都合をつけて私も帰ってやろうと思う今日この頃です。
話は変わるが今日久しぶりに妹から電話あり。来月初め頃に実家に帰ってくるという。正月に帰ってこなかったのでその代わりなのだが。
どうもよくない話らしい。というか、前からあった話なのだが姑との関係がよくないのだ。
私は姉なので妹の肩を持つに決まってるのだが(笑)、この姑がとにかくいやなババアなのだ。いや、ババアと呼んでるんだけど何歳かは知らない。まあ、いわゆる関西のおハイソぶったマダム気取りの女のようで、最初からろくでもなさそうと思っていたが案の定。妹の方が自分の息子より5つも年上だからなのか、「嫁にもらってやった」とでも思っているのか、同居してるわけでもないのに別れたいと思うほどなんだからよっぽどなんだろう。
比較的妹が元気そうだったからそれほど心配はしていないけど。
彼女の帰省にはなんとか都合をつけて私も帰ってやろうと思う今日この頃です。
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「一生に一度のことだから行く旅行」のおかげで
2005年1月18日後輩が、「一生に一度のことだから行く旅行」で常夏の島に一週間ほど行っているため、奴の仕事が全部まわってきている。いや、旅行に行くのは当然の権利なんだが、なんだってこんなに予定外のことがいろいろ起こるのだ。
まずなぜか新患が予定以上に増えている。昨日見たときはもっと少なかったじゃねーかよ(泣)。慣れればなんてことないのかもしれないけど、なんかオーダーしようとするたびに機械と一緒にフリーズしている今の私には、いちから入力が必要な新患は鬼門なのである。一応専門外来なので、入力事項などいろいろ決まり事があり、七面倒くさいのだ。
そうかと思ったら、今度はいきなりベッド係の先輩からコール。朝始業ぎりぎりにきた患者さんで、外来で処置をして経過観察している患者さんをみてくれと。入院ですかと聞いたら、それはみてから判断して下さいですと。いいですよ、いま目の前でそのよくしゃべる新患の患者さんとお話をしていなければ、今すぐ行きますともさ。てか、最初に診た先生、なんで入院判断するとこまで診ないのかな。
その合間をぬってじゃんじゃかかかる病棟からの連絡。あんたら、私外来中だって。今日の夕方切れる内服薬のことで今電話しなくてもいいだろ。あとで病棟に行くじゃん。行かないことなんてないんですけど。
きわめつけが救急外来にCPAがきていることを知らせる院内放送。別名ハリーコール。よくしゃべる患者さんがやっと部屋をでたところで走ったがすでに屈強な外科ドクターが7、8人。そうですね、出番なしですね。すいません、役に立たなくて。
やっと最後の新患が終わったところであっという間に病棟回診。よくおぼえていない後輩の患者さんの怪しいプレゼンを行い、冷や汗とともに終わったところで主任「先生、○○さんの件で今からカンファランスなんですけど、お願いします」もちろん拒否権などあるわけもなく。
病棟で一時的に二倍にふえた受け持ち入院患者さんをみていたら、外来からまた患者さんがきていると連絡あり。わかりましたあ。そしてまた電子カルテに嫌われてすすまない診療。
はっ、術後の患者さんの血糖コントロールもあった!あわてて端末を開くとうまくいっている。うーんさすがと自画自賛。
・・・そして、全部のカルテを書いて帰ったのはずいぶん遅くであった。後輩にバイト代要求してやろうとさえ思う今日このごろである。冗談だが。これでつまらん土産でも買ってきたらシバいてやろうと思っております。
まずなぜか新患が予定以上に増えている。昨日見たときはもっと少なかったじゃねーかよ(泣)。慣れればなんてことないのかもしれないけど、なんかオーダーしようとするたびに機械と一緒にフリーズしている今の私には、いちから入力が必要な新患は鬼門なのである。一応専門外来なので、入力事項などいろいろ決まり事があり、七面倒くさいのだ。
そうかと思ったら、今度はいきなりベッド係の先輩からコール。朝始業ぎりぎりにきた患者さんで、外来で処置をして経過観察している患者さんをみてくれと。入院ですかと聞いたら、それはみてから判断して下さいですと。いいですよ、いま目の前でそのよくしゃべる新患の患者さんとお話をしていなければ、今すぐ行きますともさ。てか、最初に診た先生、なんで入院判断するとこまで診ないのかな。
その合間をぬってじゃんじゃかかかる病棟からの連絡。あんたら、私外来中だって。今日の夕方切れる内服薬のことで今電話しなくてもいいだろ。あとで病棟に行くじゃん。行かないことなんてないんですけど。
きわめつけが救急外来にCPAがきていることを知らせる院内放送。別名ハリーコール。よくしゃべる患者さんがやっと部屋をでたところで走ったがすでに屈強な外科ドクターが7、8人。そうですね、出番なしですね。すいません、役に立たなくて。
やっと最後の新患が終わったところであっという間に病棟回診。よくおぼえていない後輩の患者さんの怪しいプレゼンを行い、冷や汗とともに終わったところで主任「先生、○○さんの件で今からカンファランスなんですけど、お願いします」もちろん拒否権などあるわけもなく。
病棟で一時的に二倍にふえた受け持ち入院患者さんをみていたら、外来からまた患者さんがきていると連絡あり。わかりましたあ。そしてまた電子カルテに嫌われてすすまない診療。
はっ、術後の患者さんの血糖コントロールもあった!あわてて端末を開くとうまくいっている。うーんさすがと自画自賛。
・・・そして、全部のカルテを書いて帰ったのはずいぶん遅くであった。後輩にバイト代要求してやろうとさえ思う今日このごろである。冗談だが。これでつまらん土産でも買ってきたらシバいてやろうと思っております。
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わたくしは機械に使われている。
2005年1月17日機械に使われている。それが今の私である。
なんせ神の国じゃなくて紙の国、つまりはカルテから処方箋から紹介状、検査伝票から画像の伝票まですべて紙に書き込む、ボールペン必須の病院に最近までいたわけだ(いや、その前はオーだリングシステムくらいはある病院にいたけど、オーダリングなんて病院が変われば全然違うのよ。macOSとウインドウズより違う)。
薬屋さんが三色ボールペンをくれるとラッキーと思い、キティちゃんがボールペンの頭にひっついたりしていると看護師さんにいいだろうーと自慢してはうらやましがられ、あげくにお気に入りの看護師さん(すみません、私、女ですのでやましい気持ちはないのですが)にこっそりそれをあげるような世界だったのです。よろこばれただけでいい気分ていうか。
が。しかし。
今度の病院はすべてバーチャルの世界だ。カルテからオーダーから、すべてコンピューター上で仕事は行われる。極端な話、病棟の看護師さんと全く顔を合わせなくても端末さえあれば指示は出せるのだ。患者さんとはもちろん話はする。それと、検査データ、バイタルサインなんかの様々なデータにもとづいて指示は出す。
だけど、なんだかさみしいのだ。私が年をとったせいかもしれないが、やっぱり病棟に行って、そこで看護師さんにつかまって、なんだかんだうるさく言われながらも患者さんの状態を議論して(ま、議論といえば高尚かもしれないですけど)それから指示を出してたほうがよかったなと思います。ノスタルジーかもしれないけど。今も彼女らと話すことはあっても、PHS越し。別にいいんですけど。
直接話をしても、なんだかお互い遠慮しあってやりにくい。もうちっと若い頃はこういうのはなかったのだがなあ。
慣れれば楽なのかも。いや、そうなんだろうけど、なんだか違うような気がする自分がどこかにいる。
注射のオーダーをミスるたび、「あーもーっ!!」と叫ぶたび、
早く慣れなければと思います。おわり。
なんせ神の国じゃなくて紙の国、つまりはカルテから処方箋から紹介状、検査伝票から画像の伝票まですべて紙に書き込む、ボールペン必須の病院に最近までいたわけだ(いや、その前はオーだリングシステムくらいはある病院にいたけど、オーダリングなんて病院が変われば全然違うのよ。macOSとウインドウズより違う)。
薬屋さんが三色ボールペンをくれるとラッキーと思い、キティちゃんがボールペンの頭にひっついたりしていると看護師さんにいいだろうーと自慢してはうらやましがられ、あげくにお気に入りの看護師さん(すみません、私、女ですのでやましい気持ちはないのですが)にこっそりそれをあげるような世界だったのです。よろこばれただけでいい気分ていうか。
が。しかし。
今度の病院はすべてバーチャルの世界だ。カルテからオーダーから、すべてコンピューター上で仕事は行われる。極端な話、病棟の看護師さんと全く顔を合わせなくても端末さえあれば指示は出せるのだ。患者さんとはもちろん話はする。それと、検査データ、バイタルサインなんかの様々なデータにもとづいて指示は出す。
だけど、なんだかさみしいのだ。私が年をとったせいかもしれないが、やっぱり病棟に行って、そこで看護師さんにつかまって、なんだかんだうるさく言われながらも患者さんの状態を議論して(ま、議論といえば高尚かもしれないですけど)それから指示を出してたほうがよかったなと思います。ノスタルジーかもしれないけど。今も彼女らと話すことはあっても、PHS越し。別にいいんですけど。
直接話をしても、なんだかお互い遠慮しあってやりにくい。もうちっと若い頃はこういうのはなかったのだがなあ。
慣れれば楽なのかも。いや、そうなんだろうけど、なんだか違うような気がする自分がどこかにいる。
注射のオーダーをミスるたび、「あーもーっ!!」と叫ぶたび、
早く慣れなければと思います。おわり。
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初日と言うことで、なんだか照れますがこれからお仕事中心にいろいろ身の回りのことを書いてみたいと思います。と、なんだか唐突に始まる日記なんですが、まずは自己紹介です。私の身元ですがですがとある民間病院に勤務する卒後10年ちょっとの内科医でございます。専門等詳しいことはおいおい、日記で明らかになると思いますが。性別女、夫が一人いますが子供はいません。最近いろいろと世間がやかましいのでなるべく身元が割れないように(笑)、でもウソは書かないように、日々の出来事を書いていきたいなという。変な名前ですがこれからよろしくお願いします。てなわけで明日も仕事だ。おやすみなさい。